芸について

はじめに

 みなさん、周防猿まわしの会のホームページをご覧いただいてありがとうございます。

 周防猿まわしの会が結成され早くも40年余、猿まわしの芸能を復活し継承する活動を続けてまいりました。時代の荒波にもまれ消滅の危機にあった猿まわしが不死鳥のようによみがることができたのは、日本の皆様に長く愛された芸能であったからです。また、猿まわしに携わった諸先輩が脈々と受け継いできた確かな技、高い見識が伝統として伝わってきたからです。

 猿まわしの芸能は、古文書や絵巻物から豊かな芸能であったことが推測されます。残念ながら猿まわしの芸を行うための手掛かりは少なく、周防の猿まわし復活の際には消えかけたわずかな言い伝えや記憶から猿まわしの調教や芸態を復現しました。残された情報は断片的ですが芸の根幹に関わることも含まれており、これなくしては復活は叶いませんでした。

 ここにまとめました猿まわしの基本的な考え方や姿勢につきましては、まだまだ未熟ではございますが、芸をご覧になる上での参考にしていただければ幸いです。

 みなさん、周防猿まわしの会のホームページをご覧いただいてありがとうございます。

 周防猿まわしの会が結成され早くも40年余、猿まわしの芸能を復活し継承する活動を続けてまいりました。時代の荒波にもまれ消滅の危機にあった猿まわしが不死鳥のようによみがることができたのは、日本の皆様に長く愛された芸能であったからです。また、猿まわしに携わった諸先輩が脈々と受け継いできた確かな技、高い見識が伝統として伝わってきたからです。

 猿まわしの芸能は、古文書や絵巻物から豊かな芸能であったことが推測されます。残念ながら猿まわしの芸を行うための手掛かりは少なく、周防の猿まわし復活の際には消えかけたわずかな言い伝えや記憶から猿まわしの調教や芸態を復現しました。残された情報は断片的ですが芸の根幹に関わることも含まれており、これなくしては復活は叶いませんでした。

 ここにまとめました猿まわしの基本的な考え方や姿勢につきましては、まだまだ未熟ではございますが、芸をご覧になる上での参考にしていただければ幸いです。

芸について周防猿まわしの会の理念

立居振舞、礼儀作法

人と同じ姿勢で小気味よく立ち歩くことができる。二足で歩き、手をつくことがない。
立つことも自然体であり、終始落ち着き堂々としている。立つ、座る、歩く、基本動作の美しさがすべての芸の土台。

立ち廻り

舞台を隅から隅まで使って直立二足の姿勢で歩き、ぐるっと取り囲むお客様に芸を披露する。軽快であることが大事。

芸のスタイル

猿一頭、人間一人がコンビとなる。コンビが一体となって芸を行うが主役はお猿さんで、人は猿より前に出てはいけない。
コンビになるには信頼関係がなくてはならないし、そのために互いの距離感が大切で近すぎても遠すぎてもうまくいかない。

芸の特徴

大道芸としての見せ方、たとえばお客様との駆け引きなどの呼吸は、芸の展開等をベースに落語、漫才、コント、能、狂言や歌舞伎などの伝統芸能、演劇、音楽、スポーツなどのほかの芸能文化の成果を取り込んだ芸能を目指している。
会話の出来ないお猿さんが人と呼吸を合わせて芸をする驚き、笑い、ドラマを見せたいと考えている。

芸の根底に持ちたいもの

人間と一緒に芸をするお猿さんは人間の道具ではなくパートナーである。
人間の一方的な考え方をお猿さんに押し付けるのではなく、お猿さんから自然の決まり、素晴らしさを学ぶことこそ人間の役目である。
人間社会に入ってきてくれたお猿さんに感謝し愛情を注ぐこと、芸を行う前提に信頼関係を育てることを心がけている。

調教

お猿さんが本来持っている能力や個性を信じ、引き出し育てる。
人が一段高いところからお猿さんに芸を教えたり押し付けたりするのではなく、人がお猿さんの仲間となり、お猿さんから学ぶことを大事にしている。

お猿さんの飼育

稽古や舞台出演を除いて、人間と一緒にいる必要の無い時は、お猿さんは猿同士で生活し、なるべく自然に近い環境で生活できるように努めている。

立居振舞、礼儀作法

人と同じ姿勢で小気味よく立ち歩くことができる。二足で歩き、手をつくことがない。
立つことも自然体であり、終始落ち着き堂々としている。立つ、座る、歩く、基本動作の美しさがすべての芸の土台。

立ち廻り

舞台を隅から隅まで使って直立二足の姿勢で歩き、ぐるっと取り囲むお客様に芸を披露する。軽快であることが大事。

芸のスタイル

猿一頭、人間一人がコンビとなる。コンビが一体となって芸を行うが主役はお猿さんで、人は猿より前に出てはいけない。
コンビになるには信頼関係がなくてはならないし、そのために互いの距離感が大切で近すぎても遠すぎてもうまくいかない。

芸の特徴

大道芸としての見せ方、たとえばお客様との駆け引きなどの呼吸は、芸の展開等をベースに落語、漫才、コント、能、狂言や歌舞伎などの伝統芸能、演劇、音楽、スポーツなどのほかの芸能文化の成果を取り込んだ芸能を目指している。
会話の出来ないお猿さんが人と呼吸を合わせて芸をする驚き、笑い、ドラマを見せたいと考えている。

芸の根底に持ちたいもの

人間と一緒に芸をするお猿さんは人間の道具ではなくパートナーである。
人間の一方的な考え方をお猿さんに押し付けるのではなく、お猿さんから自然の決まり、素晴らしさを学ぶことこそ人間の役目である。
人間社会に入ってきてくれたお猿さんに感謝し愛情を注ぐこと、芸を行う前提に信頼関係を育てることを心がけている。

調教

お猿さんが本来持っている能力や個性を信じ、引き出し育てる。
人が一段高いところからお猿さんに芸を教えたり押し付けたりするのではなく、人がお猿さんの仲間となり、お猿さんから学ぶことを大事にしている。

お猿さんの飼育

稽古や舞台出演を除いて、人間と一緒にいる必要の無い時は、お猿さんは猿同士で生活し、なるべく自然に近い環境で生活できるように努めている。