受賞履歴 Major Awards

芸術祭賞で光市から表彰2 92.2.24.jpg
8 光市無形民俗文化財認定書授与.jpg

Art Festival Award

1992年2月24日

Intangible folk cultural assets

2004年8月26日

 

The history of "Sarumawashi"(Monkey Showman) and SUO

1245~1830

An ancient source document describing the history of Sarumawashi

It is written in the ancient literature that monkeys are helping festival in a wish for happiness.

1957

The extinction of Sarumawashi

Last survived, Shigeoka couple shut down Sarumawashi.

1977

The resurrection of Sarumashi

Yoshimasa Murasaki, revived Sarumawashi with the help of Fujiko Shigeoka and formed SUO.

2004.08.26

Intangible folk cultural asset

SUO was recognized as an intangible folk cultural asset.

 

周防猿まわしの会の歴代調教師

重岡 フジ子

 昭和5年4月27日山口県下松市生まれ

 最後の猿まわし芸人として夫婦で東京を中心に活躍するが昭和38年に廃業。ご主人の博美氏は猿まわしの火が消える去る寸前に活躍したこの道の名人である。フジ子さんには昭和55年1月から会の講師として「調教の極意」と芸人としての経験を若い人達に余すところなく伝授していただいた。現役の芸人としては、カブ、六二郎、ダンジュウロー、大吉などの芸猿とコンビを組んで、古典芸「月形半平太」「ドジョウすくい」「ねんねん子守」を披露、現代風の笑いやアレンジにも旺盛に取り組んでおられた。平成3年度芸術祭参加作品「周防猿まわしの会 猿まわし五人衆」に出演、芸術祭賞受賞の立役者となった。 軽快なバチさばきや独特のテンポは現在も周防猿まわしの会の芸の血肉となり受け継がれている。平成9年に村崎五郎と共演した「猿まわし復活20周年記念 ふるさと公演」の舞台を最後に引退したがその芸の魅力は今なお輝きを放っている。

 フジ子さんは現役引退後も、会の名誉顧問として亡くなった芸猿の供養を行い、周防猿まわしの会の行く末を見守ってくださっていたが、平成21年2月11日他界された。その日は、猿まわし復活の同志、村崎義正氏が過去病魔に倒れた日でもあった。

  ※「おんな猿まわしの記」
  語り   重岡フジ子
  聞き取り 田口洋美
  発行所  株式会社 はる書房

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村崎 義正

 昭和8年3月7日山口県光市に生まれる。差別と貧困に自暴自棄となっていた青年期、同郷の詩人・丸岡忠雄氏の薫陶を受け、同和問題の真実を知り、胸を張って生き始める。その後、部落解放運動の闘士として活躍、差別は差別を受けたものだけでなく、差別する側にとっても不幸な問題と提唱、垣根を越えた差別解消の運動に全人生をかけた。40代半ばからはふるさとに残った猿まわしの復活運動に着手、幻になりつつあった芸能の聞き取りを進め、重岡フジ子のアドバイスを受け、それを参考に科学的な調教法を確立して、幻の芸能と言われた猿まわしを復活させた。浮き草稼業的な芸能からの脱却を図るため、平成元年3月には芸能と観光を結びつけた阿蘇猿まわし劇場を開設し、猿まわし継承の土台を築いた。それに先立つ昭和61年9月、猿まわし千年の歴史ではじめてとなる「猿まわし小劇場」を光市にオープンさせた。晩年、自身の人生や猿まわしと子育てをテーマに講演会に招聘され、共感を集めた。現在、周防猿まわしの会は義正の長男洋一(芸名源太)と五男義則(芸名五郎)が中心となって活動を継承している。

 義正の発想は自由闊達で、調教法開発の対象とした猿はニホンザルでなくインドネシア産のムーアモンキー「ゴロウ」であった。その思考は柔らかく、どんなに困難な状況に陥ってもあきらめることなく、人も驚く解決法を見つけた。ただし自身の活動によってえられた成果を自分のものとせず、身の丈にあった生活を続け、成功や名誉を得た後も人生を社会的弱者と共に歩んだ。タバコと酒、読書と釣りが好きで、仲間を集めては賑やかな酒宴を開いていたが、先陣を張った長年の疲れが体にたまり、平成2年2月23日、56歳の若さで他界することとなった。

 ※著作は「猿まわし復活」(発行所 部落問題研究所)など多数。

 

周防猿まわしの会

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